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事業について

各都道府県にて障害のある⼈々の美術・舞台芸術等表現に関する活動がよりよい形で広がっていくよう、
相談窓⼝の運営をはじめ、各種研修会、発表機会の創出などを⾏っています

パラダイムシフトの昇華にむけて

広域センターとしては、各都県に設置される⽀援センターが「地域性を持ちながらも、それぞれの⽀援センターがつながりあっている」という意識で、各センターにその県域において求められている必要な「中間⽀援」が推進されるような研修企画、ブロック連絡会議を設けます。相談業務、⼈材育成、ネットワークの形成、情報発信、発表機会の拡充など、各⽀援センターに求められる業務の中⾝の充実に寄与します。
また、埼⽟県における障害者芸術⽂化活動の普及⽀援拠点として、相談窓⼝の設置や⼈材育成・権利保護に関する研修の開催、発表の機会を⽬的とした展覧会の開催により、障害のある⼈々の創作活動のさらなる振興と⽀援体制の拡充に努めています。
これらの取り組みを通じて、「頑張っている障害者」から、障害者にしかない感性や技術にさらに焦点が当たり、作品⾃体が正当に評価されるというパラダイムシフトをより昇華させたいと考えています。

都道府県の⽀援センターに対する⽀援

各都県に設置される⽀援センターが⾏う障害者の芸術⽂化活動の普及⽀援において、すでに先進的な取り組みを⾏う団体とのネットワーキングならびにノウハウの共有を促進するとともに、各都県の地域性を踏まえながら、⾏政との連携や他事業所との連携のあり⽅を助⾔し、⽀援センターのさらなる普及⽀援活動の充実へとつないでいきます。

⽀援センター未設置の都道府県の事業所等に対する⽀援

障害者芸術⽂化活動⽀援センターの未設置県には、引き続き⾏政担当者との連絡調整、ならびに関⼼のある事業所のリサーチにあたっていきます。その際に、ブロック内に限らず、先駆的で実績のある全国の⽀援センターの事例を紹介できるような、センター間の交流機会を増やすためのネットワーク形成プログラムを企画します。

芸術⽂化活動に関するブロック研修の開催

昨年度まで本事業を実施していた東京アール・ブリュットサポートセンターRights(社会福祉法⼈愛成会)が令和2年1⽉に東京芸術劇場で実施した発表機会・研修機会である「まなざしラジオ!! in 芸劇」の成果を踏まえ、Rightsと連携することで、なかなか表現活動の⽀援に踏み出せない⽀援者の気付きを促し、障害者の表現活動に広く取り組まれよう研修の機会を企画します。
また、これまで当法⼈が得意としてきた「作品を商品化」し、障害者がその利益を収⼊とすることやグッズを販売することで作品が知れ渡る普及促進の可能性を考える研修を企画します。

ブロック内の連携の推進

ブロック内の各都県⽀援センター同⼠の連携を推進するために、年3回のブロック会議を実施し、相互の取り組みが参考となる機会とします。また、平成30 年度厚⽣労働省障害者総合福祉推進事業において策定された評価ガイドラインの活⽤し、各⽀援センターでの1年間の取り組みを検証する機会とする。
その他、各都県⽀援センターに直接出向き、課題を共有することで、相互に連携して、障害のある⼈々の芸術⽂化の全体の推進を図ります。

発表の機会の確保

障害のある⼈が芸術⽂化活動をするときに、作り出されるものは必ずしも世の中で⾔われる「作品」である必要はありません。
⼀⾒作品とは思えないものの中にも創った⼈の思いが表現されたものは多数あります。このように障害のある⼈の「表現」を⾒つけ出す「まなざし」とは何かを考える機会を設け、より広い意味での芸術⽂化活動であれば、「うちの現場にもある」と⽀援者が思える「まなざし」を持つ状況づくりを⾏えば、障害のある⼈の芸術⽂化活動の普及⽀援につながると考えます。その「まなざし」を⽀援者が持つためには?を踏まえ、発表機会や研修の機会を設けます。

⾃治体における基本計画策定の推進

巡回の機会や合同イベントを通じて、ブロック内の⾃治体、⽀援センターに計画策定の必要性を訴えていきます。
さらに、計画策定委員等の就任依頼があった場合は、積極的に引き受けます。