医療と福祉の間
医療と福祉の間
<医療と福祉の間>
医療行為だけど、病院にいる必要は無く、家族が行っている行為、そして介護職には認められていない行為があります。(図の赤い点線より下)
すぐにでもサービスを必要としていながら、サービスが届いていない、医療と福祉の隙間があります。医療と福祉が恊働で埋めるべき隙間です。
今まで医療的ケアは家族、そして一部の教員や介護職も行っていた、いわゆるグレーゾーンでした。
しかし、今年度からその一部が介護職にも認められます。
これは、今までの状況からすると前進とも言えます。
しかし、認められた行為はほんの一部に過ぎないので、今までグレーゾーンの中でやって来た事が出来なくなる、とも言えます。
今後も介護職による医療的ケアが拡大するのであれば前進、ここで終わりなのであれば決して前進とは言えないと思います。
介護職に認められたのは6つの行為です。
しかし、服薬や経鼻経管チューブの挿入状態の確認は看護師が行うことになっています。
それでは、看護師がいないと出かける事も出来ません。
医療的ケアは生活のほんの一部に過ぎません。
医療的ケアを行うことで本人の生活が拡がる、そのための支援が必要だと考えています。
ケアホームみらい 吉田隆俊
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2012年4月25日水曜日